GEKKOSO WASTE T-SHIRTS月光荘ウエスTシャツ

〜絵の具屋と縫製工場が手を組んだ〜

月光荘ウエスTシャツは、モダンなシルエットと着心地の良い日本製の天然素材100%ということにこだわった、月光荘オリジナルTシャツです。首周りは細く上品に、袖は太く長めに仕上げることで、繊細でドレスな印象とアーティストの作業着としての機能性を両立させました。

生地は、一流アパレルブランドが服作りをする過程で発生する、高品質にもかかわらず廃棄処分となってしまうものを再利用しています。

製造のパートナーは、数々の有名ブランドの縫製や生地の開発を手がける(株)ナカノアパレル。「サスティナブルな縫製工場」を目指すナカノアパレルと、「最後まで使い切る」ことを大切にしている月光荘の考え方が共鳴して生まれた、異色のコラボレーション製品です。

ウエスとは、工場などの汚れた機械や器具の清掃に使う雑巾がわりの布きれのこと。このTシャツは思う存分着古したあと、すこし手を加えるだけで4枚の筆マーク入りのウエスに姿を変えます。絵の具を拭き取るウエスとしてはもちろん、靴磨きや家具のお手入れ、普段のちょっとしたお掃除などにお役立てください。

リサイクルされた高品質の原材料を、さらにリユースするというコンセプトのウエスTシャツ、着れば着るほど資源の無駄をなくし、環境への負荷を減らします。

人の能力もモノの役割りも、形を変えながら最後の最後まで使い尽くしたい、そんな月光荘の想いがまたひとつ形になりました。

DETAILS

縫製手法

通常市販されている大量生産型の T シャツとは異なり、一度に多数の裁断をこなす自動裁断機ではなく、一枚裁断機という最新の機械を用いて一枚ずつ生地の状態や形状を確認しながら、丁寧に製造していきます。手間はかかりますが、生地に余計な負荷がかからず、型崩れしにくいのが特徴です。

また縫製時には特殊改造ミシンを使用し、通常より縫い代を3割ほど細くすることで、品のあるヨーロピアンな雰囲気をまといつつ、繊細×耐久性という価値の両立を実現しました。

デザイン

数多のアパレルブランドがリリースしている白Tシャツを、月光荘店主が可能な限り収集し、試着し、作家たちの意見を取り入れながら、アーティストが作品制作時にもっともストレスを感じないデザインに仕上げました。

動きを制限させない太めのアームホール。袖丈も長めで身頃もたっぷりと余裕をもたせることで、アウターとしてシンプルに一枚で着ても、コーディネートがピタリと決まります。

首まわりは少し広めで縫い代を細くすることで、繊細で優雅なヨーロピアンテイストに。アメリカンなTシャツとは一味違う、上品な雰囲気です。

背面に取り付けられたホルンマーク付きの長タグは、フックに引っ掛けて収納できたり、デザイン上の良いアクセントにもなっています。タグ裏のQRコードを読み込めば、着古したあとウェスとして再利用する際の手順や生地情報を確認できます。

素材

日本製で天然素材100%ということは決まっていますが、生地の在庫に応じて素材、色、柄は常に変化していきます。

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月光荘が考える「サステナビリティ」

SDGsという言葉がわざわざ作られるそのずっと前から、月光荘は「物を粗末にしない」「人も物も役割を最後まで全うする」という姿勢を貫いてきました。

自社の包装紙を用意せず、その分製品を少しでも安く提供するというような商売上のことはもちろん、贈り物に使われていたヒモは結び目のところで切ってまたもう一度ヒモとして使ったり、仲間内でのちょっとしたやり取りはスーパーなどのチラシの裏に書き留めて紙を無駄にしないなど、「使い切る」という精神が暮らしの隅々にまで行き渡っています。

モノを粗末にしていると、いつか必ずその目は人に向かいます。人の在り方も要不要で判断するようになります。人の意識は日々の暮らしから育まれます。私たちの日々の暮らし方こそが、ゆっくりであっても確実に世界を変えていくと月光荘は信じています。

令和に入り、時代がどのように変化していっても、私たちが大切にしてきた姿勢は変わることはありません。月光荘は「モノを最後まで使い切る」という当たり前の姿勢を通じて、人や環境を大切にできる社会を目指していきます。